トップ >  待望のご対面!ドタバタ出産記(全7話)

赤ちゃんの頭が出てこなくて吸引

-PM3:00-
マッチは分娩台に上がりました。
にしても・・・さすがに物々しい雰囲気の分娩室。

陣痛で余裕が無いとはいっても、冷静にその雰囲気にのまれなかったのは、
多分マッチ自身が周りまで見えなくなるのを怖がったからだと思います。

助産士さんが出産の準備をしている中、ようやく旦那登場!!
どこへ行ってたのやら・・・。

聞こうと思ったら話してくれました。
「内診で外に出されて、しばらくかかるだろうと思って外に一服しに行ってたんだよ。」
あ、そうですかい。

「火をつけた瞬間に、みーちゃん(妹)が来て、もう産まれるみたいだよ!!って。」
慌てて上に来たら助産士さんに白衣着ろって渡されて、それで来たらしい。

私の手元にはハンドタオルと安産御守。
看護士さんがいつの間にやら手放していたものを置いてくれたみたいですが、
痛さを堪えるだけで精一杯だったマッチ、もう覚えてないんです。
とりあえず御守だけはしっかり握り締めてました。

NSTやら、点滴やら、あれこれつけられて、準備完了。
「いきんでいいよ!!」
助産士さんのOKをもらって、陣痛が始まると同時に呼吸を整えていざ!!

2回いきんで、次の陣痛を待っていたところ・・・。
「先生呼んで!」と助産士さん。

何・・・?
大丈夫か?息子っ!!
「陣痛来たらいきんでいいからね!」
と、3回目の波が来て、いきんでいましたが、まったく変化なし。

先生到着。
頭が出てこないんで、吸引します。」
何だと??
ってことは旦那は・・・。

退場です。
この病院は、吸引等が行われる場合は立ち会い不可になります。

4回目のいきみの際、麻酔が打たれたようです。
「次の陣痛で引っ張るから、出てくるまでいきんで。」
・・・出てくるまで?(聞けないから表情で聞くマッチ)

「赤ちゃんに酸素がいってないから危ないんだよ。一気に引っ張るよ。
私たちも手伝うけど、お母さんのいきみが一番重要だから頑張って!」

頑張れ息子!もう少しだから元気に産まれて来い!!
ここまで元気だったんだから大丈夫!
かーちゃん、頑張るよ!

5回目の波!!
最後と思って、一気に力使いました。
向こう側でも必死だったのは伝わってきました。

来い!!・・・出て来い!!頑張れもう少し!!
心底我が子の無事を願いました。

その瞬間、ズルズルっと一気に出てくる感触がしました。

息遣いを変えろと言う助産士さんの声が聞こえ、いきむのを止めると、
「出てきたよ!」と。

鼻の中の羊水を吸われた後、とても元気な産声が聞こえてきました・・・!!

-PM3:17-
予定日より9日早く、3228gの元気な男の子を出産しました。
「良かった、元気だ!」
という先生の言葉。

よ・・・良かった。いい産声聞こえてるよ。

ホッとしたマッチに、助産士さんがへその緒を切った息子を見せてくれました。
その息子を触れました。

「・・・あったかい。」
それしか言えなかったです、胸いっぱいだったんです。

元気な産声が、生きてるってことがとても嬉しかった・・・。

その後、私は分娩台に横たわったまま処置が進められてましたが、
産湯に浸かる前の息子を、旦那と妹が間近で見たそうです。

旦那は息子を抱き、泣いてしまったとか・・・。
本人から、後に聞いた話ですけどね(笑)

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